Buon giorno!こんにちは。
フィレンツェを観光↓したあとは、
今いるサルデーニャ島へリヴォルノという港から渡りました。
船は夜行だったため、朝フィレンツェを出てからピサとヴィアレッジョという町に寄り道してから行きました。
その後リヴォルノではもう船に乗れないんじゃないかという大変な目に遭うのですが…(それについてはおいおい…)、そんなことになるとはつゆ知らず、昼間はピサでまち歩きとヴィアレッジョでカーニバルを楽しんできました。
ピサについては山のように情報があると思うので、今回はヴィアレッジョのカーニバルに重点をおいてご紹介します。
そもそもカーニバルって?
そもそもカーニバルとは、キリスト教(カトリック)の宗教的な行事のひとつで、日本語に訳すと「謝肉祭」と呼ばれるものです。
カーニバルの期間は復活祭(イースター)の日を基準に決められていて、図にするとこのような感じ↓です。
もともとはこの謝肉祭と復活祭の間にある四旬節というのが断食の期間で、断食前にパーティして肉食べて騒ごうぜ!というような日なんだそう。
現在は宗教的な意味合いは薄まっているようですが、謝肉祭当日から遡って1ヶ月間くらいお祭りをしているところが多いです。
Workawayのホスト曰く、コスプレパーティーのような感じとのこと。日本のハロウィンを説明したら、イタリアのカーニバルは(ハロウィンもだけど)、まさにそんな感じ!!と言っていました。
Venezia(ヴェネツィア)のカーニバル
そんなカーニバルの中でもダントツで知名度があるのがヴェネツィアのカーニバル。世界3大カーニバルの一つです。
豪華な衣装に仮面をつけた、あのカーニバルがヴェネツィアのカーニバルです。
8年前にイタリアに来た時はヴェネツィアにも行ったのですが、2月の後半でたしかカーニバルは終わったあとだったような…。
ヴェネツィアはこのカーニバルが有名すぎるので、カーニバル期間外に行ってもお土産屋さんには仮面などが売っていると思います。
しかしやっぱり本番はこの1月〜3月にかけて(年によって異なる)のカーニバル期間です。
ちなみに2020年のカーニバル期間は2月8日〜25日だそう。
イベントなどは公式サイトでチェックできます。
私もせっかくカーニバル期間なので行こうかな?と思ったのですが、日程と距離と交通費を勘案した結果行かないことにしました(汗)。
Viareggio(ヴィアレッジョ)のカーニバル
とはいえヴェネツィアの代わりにどこか別のカーニバルに行けないかな〜といろいろ調べてみたところ、見つけたのがこのヴィアレッジョのカーニバル。
日本では知名度皆無ですが、ヨーロッパではかなり有名なカーニバルの1つで、各地から観光客が集まってくるそう。
場所的にもフィレンツェからほど近く、フェリーの出るリヴォルノからはさらに近い。
なおかつちょうどフェリーを予約していた日はカーニバル最終日(一番盛り上がる日)!!
これは行くしかない。ということで行ってきました。
ちなみに2020年は2月の1,9,15,23,25日にパレードが行われるようです。
こちらも詳しい日程等は公式サイトからどうぞ。
ヴィアレッジョのカーニバルはヴェネツィアの仮面舞踏会といった感じではなく、巨大なフロート(山車)のパレードが有名で、イタリア人からするとこのようなカーニバルの方が一般的なんだとか。
ヴィアレッジョのカーニバルへのアクセス方法
フィレンツェからヴィアレッジョへのアクセス方法
Viareggio(ヴィアレッジョ)という町はフィレンツェから電車で1時間半ほどのところにあります。
リヴォルノ行きに乗ってピサで乗り換えるか、1〜2時間に1本、直通の電車もあります。
ただ直通の電車に乗る場合は、めちゃくちゃ遠回りをして2時間以上かかるものもあるので、ピサ経由であることをチェックして乗ることをおすすめします。
チケットは事前に公式サイトhttps://www.trenitalia.com/en.htmlから予約することもできますが、各駅停車なので駅で切符を買っても同じ値段です。
ちなみに電車指定で事前にネット予約をしたチケットだとどうなのかわかりませんが、券売機(か窓口)で買ったチケットなら、4時間以内に目的地に着けば途中下車が可能です。
私はこれを利用して、行きにピサの駅の荷物預かり所に荷物を預けてピサをぶらぶら、2時間後くらいにヴィアレッジョへ行く電車に乗って、帰りに荷物を受け取ってリヴォルノへ向かいました。
ヴィアレッジョ駅からカーニバル会場へのアクセス方法
カーニバルは、海沿いの大通りで行われます。
小さな町なので、特に駅前に目立つようなものもないのですが…↑の地図にあるように駅からまっすぐ進むとエントランスにたどり着くので、そのまま住宅街の中を突き進んで大丈夫です。
土日や最終日の夕方ならたくさんお客さんが歩いているはずなので、それについて行けばたどり着けると思います。
私は最終日(火曜日)の昼間のプレパレードの時間に行ったため、あまり人がおらず(ちょうどシエスタの時間で街中のお店なども開いてなかった)…本当にこっちでいいのかな…?と恐るおそる…。
会場に近づくと音楽が聞こえてきたので、音のする方向へひたすら向かいました(笑)。
帰りは南側のエントランスから出て、川沿いを歩いて駅へ。
メインのパレードのまえに帰ったので、仮装した人々から逆に視線を受けながら駅までの道を逆行しました。
また車の場合は南側のエントランスの先、川を渡ったところに駐車場がありました。
ヴィアレッジョのカーニバル当日のようす
チケットの購入方法
チケットは公式サイトからも予約できますが、イタリア語オンリーです。
Biglietteria & Contatti - Carnevale di viareggio
私はよくわからなかったので、現地で購入しました。
現地では各エントランスの前や街中にも?チケットオフィスがあり、そこでチケットを購入できます。
パレードが行われる通りにはチケットがないと入ることができません。会場の外からも頑張ればチラ見くらいはできそうですが…。
私がたどり着いた真ん中のエントランスからは中の様子は全く見えなかったので、あー入らないと見れないんだなーと素直にチケットを購入しました。
パレードのエリアに入場するチケットは20ユーロ。
さらに観客席で座って見たい場合は追加で15ユーロでした。
会場内のようす
会場に入ると、巨大なフロートが通る通りを普通にみんな歩き回ることができるようになっています。
そのため間近で写真を撮ったり、フロートの合間を縫って自分の見たいフロートのところに行くことも可能です。
歩道部分には屋台が並んでおり、そこでホットドッグやサンドイッチ、簡単なパスタなども食べることができます。
上にも書いたように、観客席は有料で15ユーロかかるのですが、わざわざ観客席を予約しなくても屋台の周りにはテーブルとベンチもあるので、混んでいなければ座って軽食を食べながら鑑賞も可能でした。
私はパレードの周りを写真を撮りながら一通り一周したあと、サルシッチャサンドを買って座って食べながらのんびり引き続きパレードを見ました。
15時ごろのプレパレードに合わせて行って、17時ごろまで滞在したのですが、私が帰る頃になるとメインパレードに向けてかなりお客さんが増えてきていました。
また昼間は私のように仮装はせずに明らか観光客!という感じの人が多かったのですが、こちらも夜になるにつれて、老若男女問わず本格的なコスプレをしたお客さんが多くなってきました。
おわりに
ヴィアレッジョのカーニバルに行ってみた感想は「まさに渋谷のハロウィン」。
確かにフロートはすごかったですが、20ユーロ払う価値があったかと言われると…。
ヴィアレッジョのカーニバルに行かれる方は、少なくともヴェネツィアのようなカーニバルをイメージ(期待)してはダメです!(笑)
屋台がたくさんあってカーニバルならではのお菓子なども売っているので、ヨーロッパのお祭りを見てみたい!という方にはおすすめです。