ヨーロッパを旅してみたら。

2018年6月〜2019年4月、ボランティアをしながらヨーロッパを旅しました。

海外長期滞在、帰国前後にやったこと&やることまとめ。

帰国前後にやることまとめ
こんにちは。

帰国してからあっという間に一週間以上もたってしまいました。

今回はいろいろな手続きなど、帰国する前から帰国後にかけてしたことをご紹介します。

「私の場合はこれをした」という話なので、自分になにが必要かは別に調べた上で、参考にしていただければと思います。


私の出発前、帰国後の状況

出発前

日本を発ったのは2017年の12月半ば、それまでは会社員をしていました。

私は当時、飲食企業に勤務しており、退職直前まで自分でシフトも引いていたので(笑)、有給などを逆算し、出発3日前を退社日としました。

また会社の借り上げ寮で一人暮らしだったため、家具や家電などはほとんど捨てるなり人にあげるなりし、残った旅に持っていけない家電や洋服など、ダンボール3箱分を実家に置いてもらうことに。

出発直前までその寮に住んでいたため、住民票は実家に移すことなく、海外転出届を提出してきました。

この直前退職にしたことにより困ったことになったのが

  • 2017年度分の住民税の支払い
  • 厚生年金から国民年金に変更せずに海外転出

の2点…。

住民税

住民税は2017年中に出国してしまえば2018年度分(2018年6月〜2019年5月に支払う分)は払わなくて良いのですが、2017年度分(2018年1月〜5月分)を自分で納める必要がありました。

しかし退職したのが直前すぎて、まだ会社から給料天引きで支払っていた金額が判明せず、残額がわからないと…。

かといって帰国までそのままにしておくと滞納になって、利子がついたりなんだりとのことだったため、代理人(母)を立てて代わりに支払っておいてもらうことになりました。

年金

年金は12月は厚生年金に入っており、海外滞在中に任意加入するつもりがないなら何も手続きはいらないと言われました。

しかし出国後、一人暮らしをしていた家の住所宛に国民年金の払い込み用紙や督促状が大量に届いたのです…!(郵便物は実家に転送するようにしていました)

いろいろネットで調べたところ、海外からではどうにもすることができなさそうだったため、帰国するまでこちらは放置してもらいました。


帰国後

帰国後の今は、実家に住まわせてもらっています。

お金もないので、今後しばらくは実家に住む予定でさまざまな手続きは行いました。


帰国前にやりはじめたこと

役所関係のことは上にも書いた通り、帰国してからでないとどうにもならなかったため、帰国前にやったことは主に仕事、生活に関することです。

  • アルバイトに応募
  • 単発バイトのアプリダウンロード
  • wifiルーターの契約、手配
  • 現地SIMのオート更新解除

アルバイトに応募

出国前に会社を辞めていたので、日本に帰国する前から、帰国後の仕事は探しはじめました。

タウンワークやマイナビバイトなどのネットの求人サイトで探し、応募の際に「現在海外にいて○日に帰国します」ということを伝えました。

正社員で探す場合も、海外にいるうちに転職サイトなどを見ておくと帰国後にスムーズに転職活動が進められると思います。


単発バイトのアプリダウンロード

アルバイトに事前に応募したとはいえ、帰国後に面接、選考をしてもらってから働くとなると、やはりある程度時間がかかります。

そこでワーホリ経験のある友人に教えてもらったのが「Job Quicker(ジョブクイッカー)」というアプリ。

始めはネット上で帰国後すぐにできる単発バイトを探していたのですが、工場での検品やライン作業、ライブ会場など、丸1日潰れてしまうアルバイトばかりでした。

ですがこのJob Quickerというのはリクルート(タウンワークやフロムエーの会社)のアプリで、東京都23区内の主に飲食店の求人が載っています。

単発バイト専門のアプリなので、働きたい日にちを選ぶと、募集しているお店と時間、時給などが一覧で表示され、前日や当日でも募集しているお店があれば応募できます。

事前にプロフィール、顔写真、バイト歴を登録しておけば、応募ボタンを押すだけですぐに採用不採用の連絡が来るので便利です。

また上にも書いたように、ほかの単発バイトは丸1日潰れるものが多いのに対し、このアプリに載っている求人は、ランチタイムだけ、ディナータイムだけ、というものが多いので、昼間は予定があるけど夜だけちょっとバイトしたい、というようなときにも使えます。

私は帰国前にこのアプリの登録をしておき、帰国2日後から単発でいろいろな飲食店に行って働いています。

飲食店でのアルバイト経験のある人なら、仕事内容も難しいものはないのでおすすめです。


wifiルーターの契約、手配

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こちらの記事で紹介したように、私は5年もののSIMフリースマホ(Android)と、ドコモのガラホを持っています。

5年前のAndroidだと、もう使えないアプリなども多々あり、早く買い換えたいのは山々なのですが…お金がない。

ガラホの2年縛りが6月までなので、それまでにお金を貯めて機種変なりなんなりするとして、帰国後すぐはどうしよう…と思っていました。

そこで見つけたのが「縛りなしwifi」というもの!

機種変をするのか格安SIMを契約するのかまだ決まっていない状態で、帰国後とりあえずインターネット環境が欲しい、けどwifiルーターを使い続けるかはわからない…という状況で、2年縛りや3年縛りがなく契約できるのはかなりありがたいです。

しかも以前使っていたwifiルーターより月額料金も安い(笑)。

出国前、違約金の関係でwifiルーターを解約できなくて痛い目にあったので、今回はこの縛りなしwifiというのを契約しました。

ルーターの発送を日付指定できるということだったので、帰国前に手配をしておいて、帰国後すぐに使えるようにしました。

この縛りなしwifiについて詳しくはこちらからどうぞ。↓


現地SIMのオート更新解除

日本のwifiの契約と同時にやったのが、現地のSIMの定額プランのオート更新を解除すること。

私はlycamobileというプリペイド式の現地のSIMカードを利用し、データプランを契約していました。

このデータプランもプリペイド式で、プランによって1ヶ月に使えるギガ数が決まっているのですが、自動継続で1ヶ月ごとに勝手にクレジットカードから料金が引き落とされるようになっていました。

帰国後も忘れて払い続けるといけないので、4月の引き落としが終わった時点で自動継続を解除しました。


帰国後にやったこと

そして帰国してからしたのが以下の通り。

  • 海外旅行保険の解約
  • 郵便物チェック
  • 住民登録、健康保険、年金の手続き
  • 国際運転免許証の返納と免許証の住所変更


海外旅行保険の解約

私は出国時点では、いつ日本に帰ってくるかは全く決めていませんでした。

海外旅行保険は中途解約は簡単でも、途中で期限が切れて海外で入り直すのは難しい、と聞いたため、今年の9月末までと長めに加入していました。

この保険の解約は帰国後、帰国日ではなく解約の電話をした日が解約日となるという話を聞いていたので、日本に着いて空港でソッコーで電話をしました(笑)。

その後家に解約書が郵送され、そこにサインをして返送すると解約金が振り込まれるという仕組みでした。

私の場合は契約したときの住所と新しく住む住所が違ったため、

電話する→メールで住所を送る→解約書が郵送されてくる

という二度手間な感じになってしまいましたが…。


郵便物チェック

そこから実家に帰って、まず両親に頼まれたのが「郵便物のチェック」です。

1年半いない間に、菓子箱いっぱいの郵便物がたまっていました…。

上に書いた国民年金の大量の督促状のほかにも、役所関係、クレジットカード関連、保険関連、前職の退職関連書類や確定拠出年金のお知らせなどなど…仕分けをするだけでかなり時間がかかりました。

住所変更をしておらず転送されてきたものについては住所変更をする必要もありました。


住民登録、健康保険、年金の手続き

まずは上記のように郵便物をチェック、仕分けしてから、必要なものを持って市役所に行きました。

住民登録は、帰国後2週間以内にすれば大丈夫ですが、さっさとやってしまおうと、帰国当日に全て済ませてしまいました。

住民登録

まずは住民登録。転入届を記入します。

実家に住むので、世帯主から父親の世帯に加入するような形になりました。

国内の引越しだと、転出届が必要になりますが、海外転入の場合はパスポートの帰国スタンプが押されているページのコピーを取られ、転入元は国名のみの記入でした。

ここで帰国日をチェックされるため、パスポートの持参が必要です。
また入国時にスタンプをもらう必要があります。


国民健康保険

国民健康保険は、初めて入ったため、初めて知ったことがたくさんありました。

まず、国民健康保険の保険料の請求は、たとえ世帯主が国民健康保険に入っていなくても、世帯主のところに来るそうです。

そして、国民健康保険は所得割と均等割というのに分けて計算をするのですが、所得割については個人の所得、均等割については世帯の所得を元に計算するんだそう。

つまり、私が1人暮らし(1人世帯)なら、昨年の個人の収入はゼロ、世帯収入もゼロ、となり、所得割額はタダ、均等割額も減免になるのですが…。

(収入のある)父親と一緒の世帯にしてしまったため、均等割額は満額払わなければならないみたいです。

また、引き落としも世帯まとめてになるようですが、我が家は私以外誰も国民健康保険には加入していないため、銀行に申請書を提出しに行かなければなりません。

保険証自体は当日、その場でもらえました。


ここでは住所を証明するものが必要になりました。
後述する、運転免許の住所変更をまだしていなかったため、
パスポートの住所欄を記入して、コピーされました。


国民年金

最後に、国民年金の督促が大量に来ているのですが…と相談したところ、こちらも年金事務所まで行かずに市役所で対処してもらえました。

しかし海外に転出した日にちの証明が必要とのことで、戸籍の附票とかいうものを発行しなければならず、それに300円かかりました…。

ちなみに今後の年金については特に何もしなくても払込書が家に届くとのことでした。


国際運転免許証の返納と免許証の住所変更

こちらは免許センターまで行かなくても、最寄りの警察署でできます。

出国前と住所が同じなら住所変更は必要ありませんが、私は一人暮らしから実家に戻ってきたので住所変更もしました。

申請書を記入し、現住所を証明するもの(保険証に住所が書いてあったためそれを使用)と一緒に提出しました。

国際運転免許証については特に何も手続きはいらず、免許証を返すだけです。


おわりに

そんなこんなで上記のような手続きをしつつ、友人や親戚と会ったり、バイトをしたりしつつ、帰国から10日ほどが経ちました。

そして先日、無事に「チーズを作る」ことができる仕事に採用していただくことができました!

こちらの記事

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で書いた未来予想図の①雇われチーズ屋さん、といったところでしょうか。頑張ります。

…というわけで5月からは会社の厚生年金&健康保険に…。せっかく手続きしたのに〜!(泣)