ヨーロッパを旅してみたら。

2018年6月〜2019年4月、ボランティアをしながらヨーロッパを旅しました。

初めてのworkaway!デンマークの離れ小島ボーンホルムで、ヤギのお世話をしてみた。

Workaway1
Hej!こんにちは。

私は昨年の6月からWorkawayというサイトを利用してボランティアをしながらヨーロッパ各地を旅しています。

現在はイタリアで6ヶ所目のWorkaway中。

先日、ブログを始める前に滞在したWorkaway先、ということで2ヶ所目のフランスについての記事を書きました。

www.yorotabi.com

さらに遡って、今日は私がはじめてデンマークでWorkawayのボランティアをしたときの体験談です。


ボーンホルム島とは?

ボーンホルム島はデンマーク領なのですが、スウェーデンのすぐ下にある島です。

首都コペンハーゲンのあるシェラン島からはバスでスウェーデンに渡り、スウェーデンの先端(Ystadという港町)からフェリーを使うのが一番行きやすい方法です。

場所柄、デンマークになったりスウェーデンになったりした歴史があり、デンマークの標準語とはちょっと変わったデンマーク語が話されています。


仕事内容と労働条件

滞在先はヤギ牧場&カフェ

ホストファミリーは私の両親と同年代くらいの女性同士のカップル。

デンマークは約30年前、世界で初めて同性カップルが法で認められた国で、LGBTにはかなり寛容な国です。

2人はもともとコペンハーゲンに住んでいたそうですが、1人がボーンホルム島の出身で、5年ほど前に第2の人生として島に移住して牧場を始めたそう。

最初は10数頭から始めて、私が滞在した時点では60頭ほどの母ヤギと、それ以上の子ヤギがいました。

また前の年にはカフェもオープンして、ヤギのミルクで作ったチーズやアイスクリーム、ケーキ、簡単なランチなども提供していました。


私がホストに提供するもの

労働時間は1日5時間、週5日。

仕事内容はヤギのお世話、乳しぼり、チーズ作り、カフェの手伝い、犬の散歩、草むしりやフェンスの設置、料理や掃除などの家事全般、と多岐にわたるとのこと。

3月頃からは赤ちゃんヤギのお世話が中心、7,8月は観光客が押し寄せるのでカフェの手伝い、夏場は草刈りも多め、といったようなことが書かれていました。


ホストから提供してもらえるもの

部屋は家の中の個室(もしくは夏場はキャラバンもあり)、キッチンやバスルームは共用です。

食事は3食提供され、作っているチーズやアイスも食べれると書かれていました。

また車が2台、自転車が何台かあるのでそれも自由に使っていいとのことでした。


実際に働いてみて

食事や住環境について

屋根裏部屋
ここボーンホルムホルムには6月のほぼ丸1ヶ月滞在したのですが、全く同じ期間にもう一人ワークアウェイヤーがいました。

ちょっと年上のデンマーク人の女性で、同じフェリーで上陸、これから一緒に生活するとはつゆ知らず、まさかのフェリーでは隣の席に座っていたというw

ホストとはちょうど親子くらいの年の差だったので、女だけの4人家族みたいな感じで楽しかったです。(たまに会話がデンマーク語になってしまうと3割くらいしか理解できませんでしたが…)

ホストの寝室は1階にあり、私たちは2階の屋根裏のような部分で、それぞれに個室を使わせてもらいました。

屋根裏なんですが東向きで窓があり、毎朝4時半に強烈な朝日で起こされました(笑)。なんでデンマーク人ってみんなカーテン使わないんだろう…。

食事は家にある食べ物もキッチンも全て好きに使ってよく、朝は4人で一緒に席につくもののそれぞれ好き勝手に用意したものを食べる感じ、昼は個人で自由に作って食べ、夜は当番制でした。

もう一人のワークアウェイヤーの子がベジタリアン&グルテンアレルギーだったため、夕飯当番のときは何を作るかけっこう悩みました(汗)。


仕事内容について

ヤギ
この餌やりスペースはアラサー女2人で頑張って作りました!

仕事のメインはヤギの餌やりと乳しぼり。

まずは朝夕の1日2回、乳しぼりのお手伝いをして、子供たちへ餌やりをする、というのが日課でした。

滞在の後半には何回か2人だけで夕方の乳しぼりにもチャレンジしました…!

朝の乳しぼりのあとにみんなで朝ごはんを食べ、犬の散歩をします。

こちらも夕飯当番と同じようにローテーションだったので、週に2回くらい。

犬の散歩当番ではない日は家の中の掃除や、庭やフェンス周りの草刈り、男手がないので日曜大工的なこともしました。

カフェもオープンしていたので(夏場のみのオープン)、その手伝いも1日だけしたのですが、まだ6月ということもありお客さんが少なく…暇すぎてナシになりました(笑)。

チーズ作りやアイス作りは手伝うことはほとんどなかったのですが、見学はさせてもらうことができました。


休日と労働時間について

砂浜
みんなでビーチにも遊びに行きました。

休日は週2日、基本は平日にもう1人のワークアウェイヤーと交替でとる感じでした。

募集ページにも書かれていたように、自転車を自由に使えた(車も使って良かったけど運転できない)ので、休みのたびに島中あちこちサイクリングに行きました。

それについてはいずれまた記事にしたいと思っています…。

朝の乳しぼりと餌やりは休みの日は来なくてもいいよと言われたのですが、朝4時半に強制的に起きてしまうのでw、デンマーク人の子と一緒に自主的に毎日手伝っていました。

労働時間は毎日乳しぼりや犬の散歩もあわせて5時間ほど。

草むしりが終わらなくて午後までやっていたら「働きすぎ!明日でいいよ!」と言われ、働き方は本当にデンマーククオリティでした。


おわりに

初めてのWorkawayは、働き方がホワイトなことでも有名なデンマーク、きっちり週休2日でオン・オフのメリハリのある生活ができました。

またこの島は日本人にはあまり知られていませんが、デンマーク本国はもちろん、ドイツやスウェーデンなど近隣の国の人達にとって定番の夏のバカンス地でもあり、今までのWorkawayの中で、一番たくさん観光をした滞在でもありました。

ちなみに今もワークアウェイ中ですが、明日から連休をいただいたのでちょっと遠出してきたいと思いま〜す!

Workawayの登録の仕方はこちら。

www.yorotabi.com

Workawayのサイトはこちら。

www.workaway.info