※時刻表などの情報は2018年10月のものです。最新の情報は公式サイトなどで確認してください。
Buon giorno!こんにちは。
次の目的地が長靴に例えるとつま先あたりなので、昨日、東側の港町バーリから西側のナポリへバスで移動してきました。
本当は最短距離で行きたかったのですが、南イタリアは東西を横断する交通手段がほぼ皆無…。
というわけで一旦ナポリまで出て今日は西側の海岸沿いを南下します。
フェリーに乗ってバーリに到着し
イタリア滞在2日目は、日帰りでアルベロベッロとポリニャーノアマーレという町に行ってきました。
当日の朝まで電車で行くつもりだったのに、結局またツアーを利用してしまいました(笑)。
アルベロベッロとは?
白い漆喰の壁に、石を円錐形に積んだ屋根が乗った建物をトゥルッロといい、アルベロベッロにはこの伝統的な建物がたくさん密集して残されており、ユネスコの世界遺産にも登録されています。
トゥルッロやトゥルッリ(トゥルッロの複数形)はプーリア州各地にあり、古くて1000年以上前に作られたものも。
アルベロベッロのトゥルッリは、そこまで古いものではありませんが、これだけたくさんのトゥルッリが集落として残っているのはとても珍しいそうです。
バーリからアルベロベッロへのアクセス方法
アルベロベッロに行くには、一度バーリという港町に出て、そこからスド・エスト(Sud Est)線という私鉄に乗って行く必要があります。
バーリ中央駅について
バーリ中央駅にはイタリア全土を走るトレニタリア(Trenitalia)以外にも複数の鉄道路線が乗り入れていて、駅も複数あります。
ナポリ、レッチェ(ブリンディシ)に行くなら
イタリアの日本でいうJRにあたる鉄道会社がトレニタリア(Trenitalia)です。
一番わかりやすい、大きな駅舎がこのトレニタリアの駅です。
中央に窓口があり、近くに自動券売機もあります。
あちこちに大きな電光掲示板もあるので、わかりやすいと思います。 窓口や自動券売機などのあるエリアの両側に階段があり、そこを降りるとホームに行けます。
トレニタリアの公式サイトはこちらです。
IT - Trenitalia
空港に行くなら
Ferrotramviariaという路線に乗ります。
トレニタリアの駅を出て左に進み、TO TRAINSと書かれた青い看板のところを入ると空港方面へ向かう電車の乗り場につきます。
2013年にできたばかりだそうで、駅も電車も綺麗でした。
Ferrotramviariaの公式サイトはこちら(時刻表など)
FERROTRAMVIARIA SPA - Ferrovie del Nord Barese - Autolinee - Collegamento Aeroporto di Bari
マテーラに行くなら
上記のFerrotramviariaの駅を通り過ぎると、交差点の手前の角にもう一つ駅があります。
Ferrovie Appulo Lucaneという路線で、こちらはマテーラ行きの電車が出ています。
時刻表はこんな感じでした。
最新の時刻表はこちらの公式サイトでチェックしてください。
Ferrovie Appulo Lucane – Sito ufficiale
スド・エスト線の乗り方
さて、肝心のアルベロベッロに行くSud Est線ですが、こちらはTrenitaliaの駅の裏側にあります。
Trenitaliaのホームに行く階段を降りて、一番奥のホームがSud Estのホームになっています。
左の階段を利用すると写真のように案内板があり、直接ホームに行けます。
券売機もホームにあり、クレジットカードも使えました。
時刻表はこんな感じでした。
画質が悪くて読めないかも…。
こちらの公式サイトから時刻表は検索できます。
Ferrovie del Sud Est e Servizi Automobilistici
アルベロベッロ駅から旧市街まで
駅を出ると道が二手に分かれていますが、左側の道を進みます。
ひたすらまっすぐ行くとポポロ広場に出ます。
広場の先の大通りが谷のようになっていて、その谷をはさんだ向こう側にトゥルッリの街並みが広がっています。
アルベロベッロのおすすめ観光スポット
おすすめ観光スポット① トゥルッリの教会
大通りからトゥルッリの街中を歩いていき、一番奥の高いところにあります。
この教会はアルベロベッロで唯一のトゥルッリの教会だそう。
またトゥルッリでできた建物の中でもかなり大きな建物です。
おすすめ観光スポット② 5つの屋根が連なったトゥルッリ
トゥルッリの屋根にはいろいろなシンボルが描かれているのですが、この5つの屋根はそれがとても見やすく描かれています。
左から太陽、鳥、月と十字架、十字架、ハートとのこと。ちょっと離れてもう一つある屋根に描かれているのはユダヤ教のシンボルだそう。
真ん中の家がお土産やさんになっており、置き物や布製品が売っています。
ガイドさん曰く前に日本人が住んでいた?とかで日本の風鈴や提灯が店内に飾られていて面白いです。
おすすめ観光スポット③ 博物館
町の北西の方に2階建てトゥルッリでできた博物館があるそうです。
私は行かなかったのですが、そこでは昔ながらのトゥルッリでの生活などが展示されているそうで、こちらもおすすめです。
ポリニャーノアマーレとは?
アルベロベッロを出て、次に向かったのがポリニャーノアマーレという町。
アルベロベッロは日本からのツアーにも組み込まれていたりするくらい、日本人にも有名だしとても人気のある町ですが、ポリニャーノアマーレという場所はおそらく聞いたこともないと思います。
私も行くまで知りませんでしたし、なんなら帰ってきてから「今日行った町なんて町だったんだろ?」と調べたくらいです(笑)。
ですがこの町めちゃくちゃおすすめです!!
期待値ゼロだったこともあり、なおさらテンション上がりました(笑)。バーリの旧市街を散策するよりここまで来るのをおすすめするくらい!
ポリニャーノアマーレへのアクセス方法
Trenitaliaのレッチェ方面行きに乗って数駅、30分ほどで着きます。
ポリニャーノアマーレの駅を出たら左に進み、ひたすら大通りを進んで行くと旧市街に突き当たります。
おすすめ観光スポット① ジェラート屋さん
駅から旧市街に行くまでの道沿いにジェラート屋さんがたくさんあります。
私がガイドさんにおすすめされたのはこのお店。
店員さんがとってもフレンドリーで、ジェラートも美味しかったです。
このお店のすぐ先にはバーリやアルベロベッロにもあるチェーンのジェラート屋さんがあり、こちらも美味しいです。
おすすめ観光スポット② 旧市街
この旧市街の中の建物が、どこを切り取ってもとてもかわいいのです!
もちろんアルベロベッロの建物もすごくかわいいのですが、それとはまた違ったかわいさ。
ガイドさん曰く、バーリの町並みは花がないから味気ない、ここはいつ来ても至るところに花が咲いていて美しい、とのこと。
言われてみれば確かに、と思いました。
おわりに
今回、私がバーリで滞在したのが オリーブツリーホステル というホステルで、朝ごはんを食べていたら
「今日アルベロベッロのツアーがあるんだけど参加しない?」
と言われ、ちょうどアルベロベッロに行こうとしていたところだったので参加しちゃいました。
20€で、アルベロベッロだけでなく別の町も見れたのでかなり満足です。
このホステルではアルベロベッロ以外にもマテーラなど毎日日替わりでツアーを行っているようです。
ベルトラの白い町オストゥーニとアルベロベッロ市内観光ツアー<貸切/ワイン試飲付/バーリ発> | イタリア(イタリア地方都市)旅行の観光・オプショナルツアー予約 VELTRA
なども見ていたのですが、一人参加だと高いし、自力で行くしかない!と思っていたところだったのでラッキーでした。