ヨーロッパを旅してみたら。

2018年6月〜2019年4月、ボランティアをしながらヨーロッパを旅しました。

ポルトカードは使わずに、3日かけてのんびりポルトを観光してみた。

Porto
Bonjour!こんにちは。

スペインの上の方とフランスの左の方を通り抜けて、ベルギーはブリュッセルにやってきました。

昨日ブログを更新しようと思ったのに気づいたら13時間くらい寝てしまいました…。

というわけで現在地はベルギーですが、本題はポルトの観光についてです!

リスボンは見どころが多くて思ったよりがっつりになってしまったのですが、ポルトはちょっとはのんびり観光できた気がします。(それでも3日なんてあっという間…)


ポルトカードとは?

ポルトにもリスボンと同じように、公共交通機関や観光スポットが無料あるいは割引になるポルトカードというものがあります。

24時間券が13ユーロ、乗り物なしで6ユーロというのもあります。

私も最初はこれを滞在期間中1日だけ使おうと思っていたのですが、よくよく考えて買わないことにしました。

なぜ買わなかったのか

①無料になる乗り物に路面電車とケーブルカーが含まれていない

ポルトの街はそれほど大きくなく、主な観光名所はだいたい徒歩で回れます。

しかし坂が多い!特にドウロ川沿いなどはかなり険しいです。

そこで利用したいのがケーブルカー。

だけどケーブルカーは無料に含まれていない…。

リスボンでは観光列車化している路面電車ですが、こちらもポルトカードでは利用できないよう。

バスやメトロ(新型トラムみたいなの)が利用できるのですが、ポルト市内だけを観光するのなら特に必要ありません。


②そもそもポルトカードを利用できる場所にあまり魅力を感じなかった

ポルトカードでは美術館、博物館が無料で入れるところが多いのですが、あまり興味が湧くものがなく…。

有名どころのクレリゴスの塔やボルサ宮殿は割引(50%)のみ。

行きたかった場所で唯一割引になるのがポートワインの見学ツアー。

それだけでは6ユーロの元は取れず、元を取るためにわざわざお金のかかるところへ行って割引してもらうのは本末転倒だな、と思って買うのをやめました。


無料で楽しめる!おすすめ観光スポット

おすすめ観光スポット① ドン・ルイス1世橋

ドンルイス1世橋
ドウロ川にかかる大きな橋で、坂の多いポルトの街、なんと橋が2階建てになっています。

下の階は車道、上の階は鉄道(メトロ)なのですが、どちらも両端は歩道があり、徒歩でどちらも渡ることができます。

橋の北側が教会やサン・ベント駅などがある旧市街、南側は川沿いにポートワインのワイナリーが立ち並んでいます。

上下それぞれ違った景色が楽しめるので、行きと帰りで違う道を通ってみるのもいいかもしれません。

またこの橋自体を眺めるのにおすすめの場所が、橋の南側すぐにあるセーラ・ド・ピラール修道院の前の広場です。

セーラドピラール修道院からの眺め
ここからはドン・ルイス1世橋と旧市街のオレンジ屋根の街並みが一望できます。

夜景
私は昼間に1回行ったのですが、夜景も見にもう一度行きました。


おすすめ観光スポット② サン・ベント駅

サンベント駅
旧市街の中にあるポルトガル鉄道の駅がサン・ベント駅です。

ポルトガルでは教会から家の壁までいたるところで白いタイルに青い絵の「アズレージョ」を見かけるのですが、駅も例外ではありません。

サン・ベント駅の構内に入ると、壁一面にアズレージョの大きな絵が描かれています。

サンベント駅のタイル
青い絵だけでなく、鉄道駅らしくカラフルな電車の絵のタイルなどもありました。

電車に乗らなくても駅への出入りは自由なので、こちらも無料で楽しめる観光スポットです。


入場料を払ってでも行きたい!おすすめ観光スポット

おすすめ観光スポット③ レロ・イ・イルマオン

ポルトの本屋
世界で最も美しい書店の一つ、と言われている本屋さんです。

ハリーポッターに出てくる本屋さんのモデルになったことでも有名です。

実は前回のボランティア先で毎晩ハリーポッターのDVDを観ていてハリポタマイブーム中(笑)だったのもあり、めちゃくちゃ感動しました!!

本屋の店内
秘密の部屋に出てくるダイアゴン横丁のフローリシュ・アンド・ブロッツ書店の雰囲気そのまんまです!

入場料は5ユーロで、本を購入するとチケットで5ユーロ引きになります。

ハリポタゆかりの地とのことで、売り場の一角にはハリーポッターコーナーもありポルトガル語、英語、スペイン語?と3ヶ国語くらいのハリーポッターが陳列されていました。

よっぽどまだ読んでいない呪いの子を買おうかと思ったのですが…さすがに重いし荷物になるし…英語だし(笑)諦めました。



日本に帰ったら読みます!


おすすめ観光スポット④ ポートワインのワイナリー

ワイナリー
ドヴロ川の上流では昔からワイン造りが盛んで、上流で作られたワインがポルトに運ばれ、そこから出荷されていたことからポート(ポルト)ワインと呼ばれるようになったとか。

ポートワインは酒精強化ワインと呼ばれるお酒で、ワインの発酵途中にブランデーを加えます。

そのため普通のワインよりも甘くて度数は強いというワインです。

複数のワイナリーが工場見学ツアーを実施しており、だいたいどのワイナリーも12〜15ユーロくらいから試飲つきのツアーをやっています。

調べた感じ、冬でも開いていて、いきなり行っても参加しやすそうなのが以下の2社。


Sandeman

Welcome to the House of Sandeman

一番安いツアーが2種類の試飲で12ユーロ、3種類で15ユーロと他にも試飲するワインによっていろいろコースがあるようです。

ツアーは英語(かその他ヨーロッパ言語)ですが、日本語のビデオがあると書いてあります。

夏場は10:00〜20:00、冬は10:00〜18:00ですが、冬場は12:30〜14:00が昼休みになるので注意が必要です。

ボトルにも描かれている黒づくめの人がツアーを案内してくれるようで、エンターテイメント要素多めな感じで楽しそうです。


Taylor’s

Visit Taylor's Port Cellars in Porto, Portugal - Taylor's Port

赤・白2種類の試飲とオーディオガイドで15ユーロです。

オーディオガイドは日本語もあるので、英語が苦手な方でも楽しめます。

ワインセラーの営業時間は10:00〜18:00で、オーディオガイドツアーなのでいつでも行った時間にスタートできます。

持ち時間にあわせて滞在時間を調節できるので、あまり時間がないけどポートワインを試飲してみたい、とかマイペースじっくりゆっくり見て回りたいという人におすすめです。


私は最初、川沿いに建っていて行きやすいSandemanに行ってみたのですが、ちょうど昼休み!!

待っているのもアレなので、どうせならとTaylor’sに行くことにしました。

テイラーズエントランス
Taylor’sは坂の上の方にあるので行くのはちょっと大変です(笑)。

ですがオーディオガイドは日本語なので理解しやすいですし、全部聞くと2時間くらい!みっちりポートワインについて学べます。

私はじっくり全て聞きましたが、大抵の人はところどころ(歴史やテロワールについてなど)飛ばしながら見学しているようでした。

ポートワインの試飲
見学が終わったあとは辛口の白と甘口の赤ワインの試飲をいただきます。

ここで他のワインも飲んでみたい場合やおつまみを一緒に食べたい場合は追加注文もできました。


今はまだおすすめじゃない!?観光スポット

工事中の観光スポット① ボリャオン市場

臨時のボリャオン市場
築地市場もついに豊洲に移転したみたいですが、築地市場以上に歴史のあるこのボリャオン市場も今年の春ごろに移転してしまったようです。

工事中のボリャオン市場
とは言ってもこちらは臨時の移転で、ボリャオン市場だったところは現在改修工事が行われています。

ショッピングセンター
工事中の移転先はなんとすぐそばのLa Vieというショッピングセンターの中!

新しい市場がどのような感じになるのかはわかりませんが、仮設市場はなんとも味気ない感じ…。

ぜひ新しい市場がオープンしてから行くことをおすすめします。


工事中の観光スポット② ポルト大聖堂

ポルト大聖堂
こちらはぱっと見、写真のように広場側からの眺めは普通なのですが…。

この後ろ、教会部分は中も外も修復中で、

ポルト大聖堂内
無料の教会部分は残念ながら立ち入れないようになっていました。

3ユーロでアズレージョが綺麗な回廊部分などが見れるようですが、入ってみてこちらも修復中だったら悲しいので入りませんでした。

共通券
ポルトカードでも割引になりますが、クレリゴスの塔、エピスコパル宮殿との共通券(11ユーロ)も売っているようです。


おわりに

私はのんびりと3日間滞在しましたが、ポルトはやっぱりリスボンと比較するとコンパクトな街並みなので、旧市街だけなら1日でも満喫できるのでは?と思いました。

個人的にはせめてポルトで1泊くらいをおすすめしますが、リスボンから日帰り、というのも可能なようですね。

ちなみにポルトカードは使いませんでしたが、リスボン観光におすすめなリスボアカードについてはこちらに書いています。

www.yorotabi.com

リスボンにも行かれる場合はぜひ読んでみてください。