ヨーロッパを旅してみたら。

2018年6月〜、ボランティアをしながらヨーロッパを巡っています。

ホステルのドミトリーで盗難って実際にあるの?どうすれば防げる??

ドミトリーで盗難に遭わないために、注意すべきこと。 Hallo!こんにちは。

見ず知らずの人と同じ部屋に泊まる、ホステルなどの「ドミトリー」と呼ばれる部屋。

私はもともと日本国内の旅行でも、目的に応じてバックパッカーズやゲストハウスと呼ばれる安宿のドミトリーに泊まることもありました。

ですが海外で男女混合のドミトリーに泊まる、というとあまり貧乏旅行(笑)をすることのない友人達からはとても心配されます。

今回はヨーロッパのホステルに泊まって実際危険なことはあるのか?どのようなことに気をつければいいのかなどを書いてみます。

あくまでも「ヨーロッパで」の話です。

他の地域では治安やセキュリティなども異なってくるかと思いますので、記事の内容は参考程度に読んでみてください。


ヨーロッパのホステル、ドミトリーについて

そもそもホステルって?ホテルとは違うの?

ホテルは個室のみ、ホステルは相部屋もある、というのが大きな違いかと思います。

この相部屋のことを「ドミトリー」と呼びます。

相部屋 ある、であって、もちろん相部屋しかないホステルもありますが、シングル、ツインなど個室を用意しているホステルもたくさんあります。


形態はホステルによって様々で、18歳以下は宿泊不可、というところもあれば、ファミリールームなどもあり子供連れ歓迎、というような宿もあります。

ドミトリーは子連れNGなところが多いですが、3歳くらいの子を連れてドミに泊まっている強者も見たことはあります(笑)。

男女相部屋1部屋しかないような小さなホステルから、マンションやビジネスホテルのように大きなものまで、規模も様々です。


じゃあ個室に泊まればホテルと変わらないのか?というと、これもホステル次第ですが、基本的にホテルよりも安い分、ホテルのようなサービスは期待しないほうが良いです。

荷物は自分で階段で運ばなければいけない時もありますし、ベットメイキングは自分でする、チェックアウトの時はシーツをレセプションに持っていく、というようなところも多いです。

冒頭にも書きましたが、日本ではホステルと言わずにバックパッカーズやゲストハウスと呼ぶことが多いような気がします。


国ごとにセキュリティの違いはある?

私は今のところヨーロッパだけでも16ヶ国でホステルに泊まったことがあります。

東西南北、ヨーロッパ各地のホステルに泊まってみてわかったのは、「この国のホステルはどこもヤバい…」というような国も、「この国のホステルならどこに泊まっても安心♪」という国もないということです。

重ねてになりますが、「ヨーロッパでは」という話です。

逆にいうと、セキュリティなどは国よりも完全にホステル次第です。

宿泊の際に必ずパスポートの提示を義務付けている国などは多少安全度は増すかもしれませんが、ホテルだって清掃スタッフにお金を盗まれた、とか聞きますよね?

なので「この国は治安がいいから」などとは考えずに、自分の目で見て気の引き締め具合は判断した方がいいと思います。


実際に見聞きしたホステルでの盗難

前置きが長くなりましたが、ドミトリーでの盗難ってどうやって起きるの?どう気をつければいいの?という話ですよね。

私自身は今のところ食べ物くらいしか盗まれたことはありませんが、同室の子が盗難にあったり、実際に盗難にあった人の話をいくつか聞いたのでご紹介します。


飛び込みでチェックインしてすぐ逃げた男

これは被害に遭った人から聞いた話です。

予約なしで急に泊まりにきた若い男の人がいて、その割にはバックパッカーという風でもなく荷物は少なかったそう。

チェックイン後、その飛び込みで来た男性とは普通にしばらく親しげに話をしたあと、被害者の子が部屋を少し離れた隙にお金を盗まれたそうです。

その子は短時間だからと貴重品バッグを部屋に置いたままだったそうで、さらに財布からではなく分散させていた別の場所のお金だけ抜かれたので、部屋に戻ったあともしばらく気づかなかったとか。

その後、怪しい男性は出かけてくると言ったきり帰ってこず、被害者の子が貴重品バッグの中をよく調べたらお金がなくなっていることに気づいたとのことです。

明らかにその男性が怪しいですが、証拠もないし盗まれたのは現金だとどうにもなりません。

警察にも行かずに泣き寝入りだそうです。


手ぶらで宿泊、被害者ぶった男

これは私が宿泊していた部屋で起きた事件。

これもたぶんこの人が犯人だろうなっていう怪しい人がいたのですが、同室だった私も容疑者の1人ではあります。

その怪しい男性が何時頃チェックインしてきたのかわかりませんが、被害者の女の子がチェックインした時(深夜)にはすでに寝ていたそう。

スマホをベッドに備え付けのコンセントで充電して寝て、朝起きたらなくなっていたんだとか。

そのとき同じ部屋には、その被害者の子と怪しい男性と私の他に、もう1人女性が泊まっていました。

10人くらいの大部屋で、私と別の女性は遠くの2段ベッドの上段、被害者の子と怪しい男性は向かい合わせで2人とも下段でした。

位置関係的にも男性が一番怪しいのですが、それ以外にも怪しいのが手ぶらだったということ。

本当かウソかわかりませんが、本人曰く、そのホステルに来る途中に電車で荷物を全部盗まれたんだとか。

ホステルのスタッフもその男性の所持品を確認しようとしましたが、荷物は何も持っていないと。

そのままその男はチェックアウトしてしまい、ホステル側はこれ以上何もできないとのことでした。

被害者の子はその後一応警察にも行ったようですが、やはり証拠がないのでどうにもならないとのことで、結局その日に新しいスマホを購入したようです。


「ちょっと貸して」には要注意

同じ部屋の人から、ちょっと〇〇を貸してくれない?というやつ。

まぁたいていはちゃんと返してくれますが、基本的には返ってこなくても困らないようなものしか貸しちゃダメです。

かくいう私は今、USBコンセントとスマホの充電コードを貸しているんですが。

もともと貰い物なのでそのまま持ってかれてもまあいいかというくらいの気持ちで貸しています(笑)。


盗難に遭わないために

とにかく鍵をかける&貴重品は肌身離さず

よく言われている当たり前の対処法ですね。

ホステルのドミトリーは備え付けのロッカーがあって鍵は自分でかける、というスタイルが多いです。

ですので南京錠の持参は必須、私はスーツケースにかけているのを含めて3つの南京錠とワイヤーロックを1本持っています。

常に荷物は全てロッカーに入れて南京錠をかけ、貴重品は24時間肌身離さず持っている、というのがベストなのはわかっています。

わかっているけど面倒くさい。

ぶっちゃけ私はワイヤーロックなんて持っているだけで宿では一度も使ったことありません。

バッグも鍵をかけずに置きっ放し、ということも多々…。

それでも今のところ(食べ物以外)盗難には遭っていません。

ちなみに、私が持っているのはこのようにワイヤーとロックが一体化していないもので、ワイヤーロックとしてはほとんど使っていませんが、普通に南京錠としても使えるので便利です。


状況に応じて警戒度合いを調節する

かといって、いっつも無防備、というわけでもなく。

状況に応じて警戒度合いを調節するのが、あまり気を張りすぎて疲れることもなく、ちょうど良いと思います。

具体的にどういうことかというと


ホステルのセキュリティー度合い

ホステルによってセキュリティー度合いはかなり異なります。

ここではそうそう盗難は起きないだろう、というのは

  • チェックインのときに身元確認をしっかりされる
  • 部屋はもちろん、エレベーターやフロアなども鍵がないと入れない
  • 廊下などに監視カメラがついている

気をつけたほうがいいのは

  • 名前だけでチェックインできる
  • 宿泊料金が後払いできる
  • 宿泊客以外も自由に出入りできる
  • 部屋に鍵がついていない

身元確認に関しては、パスポートを見せるように言われたからといってちゃんとチェックしているとは限りません。

特にヨーロッパで日本人の名前を言っても(私の名前だけ!?)聞き取ってもらえないことがほとんど。

名前のスペル確認のためにパスポートを見ている場合もあります。

住所やパスポートナンバーの確認をされたり、パスポートのコピーをとったりしてくれるところはそこまで怪しい人(不法入国者やホームレスなど)は泊まりづらいのではないかと思います。

逆に身元確認もろくにされず、宿代は今払う?後にする?などと聞いてくれるようなホステルは結構危険です。

誰でも泊まれてしまう上にお金を払わずにばっくれられます。

また、どこまでロックされているかもホステルによってかなり差があります。

ホテルのようにカードをかざさないとエレベーターも動かないようなところもあれば、部屋自体に鍵がついてないホステルもあります。

部屋に鍵がついていなくても、小さなホステルで宿自体への出入りやお客さんの顔をチェックしてくれているところならまだしも、

誰でもどこでも出入りできてしまうような場所ならきっちり何から何まで鍵をかける必要があります。


チェックイン前、チェックアウト後の荷物置き場なども注意が必要です。
きちんと宿泊する(した)お客さんかチェックをしてくれるところもあれば、たとえ鍵つきの場所でも、荷物置きたいんだけど、と言えば誰でも入れてしまうようなところもあります。


同室の宿泊客のようす

実際にあった例にあげたように、たぶん犯人こいつだろ、というようなこともあります。

どれも盗まれた方にも落ち度はあるのですが、後々考えたら怪しかったよな、というポイントがあります。

  • 1泊しかしない
  • 荷物が極端に少ない
  • 部屋を変えてもらったり、やたら室内をうろうろする

などです。

1泊しかしない、というのは話をしたりしないとわからないし、普通に1泊しかしない人もいるので判断しづらいのですが…。

荷物が少ない、というのは上にあげた怪しい男2人の共通点で、バックパックもスーツケースも持っていないでホステルに泊まる人はそうそういません。

思い違いだったとしても、手ぶらで宿泊しているような人がいたら警戒しておいても損はないかと思います。

最後の部屋を変えてもらったりうろうろしているのは、ターゲットを探している可能性があります。

これも部屋を変わったかどうかというのは中々わからないのでどうしようもないですが、不自然に(他人のベッドの周りとか)歩き回っている人には注意したほうがいいと思います。


宿の構造やベッドの配置

これは警戒するポイントではなく油断できるポイントを書いていきます。

  • エレベーターがない宿の2階以上

これに当てはまらなくても私はスーツケースはワイヤーなどでは繋がずに放置していますが…。

スーツケースは鍵さえかけておけば、特に階段しかないような宿で盗まれるようなことはまずないと思います。

相当軽いならわかりませんが、私のように20kg越えのスーツケース、金目のものが入っているかもわからないのに盗むのはリスクが高すぎます。

  • 壁際(角)のベッド

実例の2つ目のように、2段ベッドの下段の場合は寝ているときに出しっぱなしにしたものは盗難に遭うリスクがあります。

ですので、貴重品は身につけたまま寝たり、充電中のスマホは枕の下に隠して寝たりすることもあります。

上段の場合でも低めのベッドだったり、壁際でない場合は外側から盗られるという可能性があります。

しかし部屋の角や、ついたてのあるベッドでかべに面している場合の頭側などは比較的安全です。

さすがに寝ていても自分を跨がれたら気づくと思います。

  • 2段ベッドの上段

ハシゴを登らないと手が届かないような場所なら、外出するときもリュックを置きっ放しにしていることもあります。(“宿のセキュリティ”に応じて鍵はかけますが)

盗む側の目線に立って考えると、いつ誰が帰ってくるかわからない状態で他人のベッドのハシゴを上り下りするのはリスクがあると思うからです。


荷物の重要度合いに応じて調節する

重要度★★★

お金やクレジットカード、身分証、電子機器など、盗まれたらかなり困るものについて。

これらは基本的には常に身につけているのが一番安全です。

とはいえ充電もしたいしお風呂にまでなにもかも持っていくのも…と思うかもしれません。

私は以前紹介したポシェット jegelskerost.hatenablog.com

はほとんど常に身につけていて、シャワーに行くときも、場合によっては寝ているときも持ったままです。

場合によって、というのは上記のセキュリティやベッドの状況に応じてです。

中身はパスケース(クレジットカード数枚と滞在許可証などの大事なカード類)、小銭入れ、スマートフォン、部屋の鍵(忘れっぽいので締め出しを防ぐために常に携帯w)です。

私はこれと同じ形のものを使っていて、簡単な操作ならスマホを取り出さずに済むので街歩き(特に大荷物を持った移動日)などにも重宝しています。

またスマホなどの充電に関しても、セキュリティ的にヤバそうな宿の時は充電中は室内にいるように気をつけています。

盗まれたら困るけどさすがにシャワーにまでは持っていけないもの(iPadやカメラなど)はバッグに入れて鍵をかけ、分散させているお金やクレジットカードはバッグの奥〜のほうに入れてあります。


重要度★★

盗まれたら困るけどそうそう盗まれないであろうもの。洋服や充電プラグ類、ノートや本などがこれに当たります。

洋服は8割がたユニクロで、高価な服など1着も持っていないので、まあわざわざピンポイントで盗む人はいないでしょう。

充電プラグ類も、今同室の人に貸しているものはヨーロッパのコンセントタイプのものなので需要があるかもしれませんが、その他のプラグは日本のタイプ。

盗んだところで変換プラグがないと現地じゃ役に立ちません。

それ以外のものも、私にとっては大事なものでも泥棒さんにとっては盗む価値のないものがほとんどです。


これらのものは、重要度★★★のものと一緒になっていればロッカーに入れたり鍵をかけたりすることもありますが、よく出し入れするものなどは面倒なので鍵もかけません。

外出時もコンセントは差しっぱなし、服は出しっぱなしだけど盗まれたことは1度もありません。


重要度★

盗まれたら悲しいけどまあ盗まれてもどうにでもなるもの。日用品や食料など。

これらは消耗品なので盗まれても買い直せばどうにかなります。

しかしそういう軽い気持ちで、盗み目的で泊まっているわけではない、一般の宿泊客にも盗まれやすいものでもあります。

シャンプーや洗面用具などは置きっ放しにしない!ことである程度は防げます。むしろ共用の洗面所に置きっ放しにしていたら、使ってくださいと言っているようなもの(笑)。

常温保存できる食材や日用品は共用スペースには置かず、面倒ですがいちいち部屋まで持ち帰るのをおすすめします。

ただ難しいのは冷蔵必須の食料。私も何度かやられていますし、冷蔵庫に入れておいた調理済みのものまで盗まれた、という話も聞いたことがあります。

冷蔵物に関してはほとんど対処法はなく、ビニール袋にくるんで開けづらいように口を固く結ぶ、とかくらいでしょうか。

盗まれたら運が悪かった、くらいに諦めるしかありません。

朝起きて、朝ごはんに食べようと思っていたハムのパックが空っぽになっていた時とか、めっっっちゃムカつきますけどね!


おわりに

いろいろ書きましたが、これまでたまたま私が運が良かっただけかもしれませんし、どのくらい警戒すべきかというのは慣れによるところも大きいです。

初めての海外、短期間の旅行だけど節約してホステルに泊まりたい!というような場合は警戒度MAXで行くのが無難かと思います。

長期間旅をするなら何ヶ月か経てば自分で気の抜きどころもわかってくると思いますし、この記事は参考程度、あくまで自己責任でお願いいたします。