ヨーロッパを旅してみたら。

2018年6月〜2019年4月、ボランティアをしながらヨーロッパを旅しました。

アルヘシラスから日帰りで!英国領ジブラルタルに行ってきた。

アルヘシラス→ジブラルタル
Hola!こんにちは。

グラナダからバスに乗って約4時間、アルヘシラスという港町にやってきました。

これからアフリカ大陸に渡る人、モロッコからヨーロッパ大陸にたどり着いた人々が集まる街です。

私はモロッコへは行きませんが、このアルヘシラスから日帰りで行けるイギリス…の海外領土であるジブラルタルという国へ行ってきました。

今日はジブラルタルへの行き方とおすすめ観光スポットをご紹介します。


アルヘシラス↔︎ジブラルタルのアクセス方法

スペインとジブラルタルの国境をまたぐバスはないようで、アルヘシラスから国境のすぐ手前までバスで行き、そこから歩いて国境を越えることになります。


アルヘシラスのバスターミナル

アルヘシラスは鉄道駅、バスターミナル、港がすぐ近くに位置していてわかりやすいです。

アルヘシラス駅
鉄道駅を出て

アルヘシラスバスターミナル
すぐのところに大きな入口があるのですが、こちらはバスの出入り口です。

アルヘシラスバスターミナル歩行者口
左側、ホテルの脇の道を進むとヒト用の入口があり、ここにチケットオフィスや電光掲示板もあります。

ジブラルタルの国境手前の駅はLa Lineaといい、1番線から発着しています。

チケットは事前に買う必要はなく、運転手さんに直接払います。

片道2.45ユーロ(2018年12月現在)でした。

アルヘシラスからラ リネアまでは40分ほど、途中でいくつかバス停に停まりますが、ラリネアは終点、ちゃんとバスターミナルの建物があるところに到着します。

時刻表はこちら。

Consorcio de Transportes de Andalucía

一番右にあるL-VとかDとかいうのが曜日です。

読み方は一番下に(スペイン語で)書いてあります。

簡単に説明するとL(月)、V(金)、S(土)、D(日)です。まぁそんな感じです。


ラ リネアからジブラルタル入国まで

ラリネアバスターミナル
ラリネアのバスターミナルを出ると、左手にどでかい岩山が見えるはずです(というかバスに乗っているときから見えてました)。

あとはその山の方向にただひたすら歩くだけ。

5分もしないうちに国境が見えてきます。

ジブラルタル入国ゲート
車道の右側が歩行者の出入国ゲートです。

帰りは反対側、つまり向こうから見て同じく右側です。

最初にスペインの出国ゲートがあります。

自動化ゲートもあるのですが、日本のパスポートでも通れるのかよくわからなかったので右側のドアを通って有人チェックの方へ。

しかしパスポートコントロールのおじさん、自動ゲートを通れなくてあたふたしている人たちに気を取られて私のパスポートなんかチラ見もせずに通してくれました(笑)。

次はジブラルタル側の入国審査。こちらは1列に並んで順にIDを見せていきます。

でもやっぱりみるのは一瞬。顔写真のページだけチラッと見て通してくれました。

しかしほとんどノーチェックとはいえ、ここはパスポート必須です

モナコのようにあ、パスポート忘れた!とか言ったらたぶん入国できません。

モナコについての記事…は書いてませんでした(笑)。出入国審査に関してはこちらにチラッと書いています。

www.yorotabi.com

帰り(ジブラルタル→スペイン)は1回しかチェックはなく、こちらもチラッとで終了しました。

※これらの出入国はイギリスのEU離脱前(2018年12月)の情報です。来年本格的に離脱するようですが、ジブラルタルはどうなるんでしょう?

あ、ラリネアからの帰りのバスは6番のりばからの発車です。


ジブラルタルのおすすめ観光スポット

ジブラルタルの地図

見どころ① 歩ける滑走路

ジブラルタルの滑走路
ジブラルタルに入国して、市街地に行くのに通らなければならないのがこの滑走路。

ジブラルタルは軍事拠点ということもあってか、こんな小さな国なのに空港があります。

そして滑走路が街中にドーンと横たわっています。

この滑走路を普通に、歩いて渡ります。車もバンバン通ってます。

飛行機の離着陸はそれほど多くないようで、滑走路を使うときには両側の遮断機が下りて通行止めになります。

ジブラルタルの滑走路
私は帰りに渡っている途中で遮断機が下りはじめ、私が渡りきると同時に歩道も封鎖されました。

ジブラルタルの滑走路
それから数分待っていると飛行機が着陸。旅客機ではなく小さな飛行機が着陸しました。

飛行機の着陸数分後には信号が青になり通行止めが解除され、また普通に渡れるようになります。


見どころ② ザ・ロックとお猿さん

ザロック
ザ・ロックは入国する前から、入国してからもずっと目の前に見えているでっかい岩山のことです。

歩いて登れるかな〜と思っていたのですが、想像したよりでかいし急勾配っぽかったので諦めてケーブルカー(ロープウェイ)を利用しました。

ケーブルカー料金表
ケーブルカーの料金はこのような感じ。

登るのはキツくても下りなら歩けるんじゃない?と思って片道切符を買おうとしたのですが、

歩く場合は5ポンドかかります。…って往復切符買うより高いんですけど。

というわけでおとなしく往復切符を買って行きも帰りもケーブルカーに乗ってきました。

でも往復切符を買って下りを歩くのはアリっぽかったです。


この岩山はターリク山とも呼ばれ、名物は野生のお猿さん!

日本人からすると、猿って危険で怖いというイメージがあるかと思うのですが…ここのお猿さんたち、めっっっちゃ人慣れしてます。

さすがに猿の目の前で食べ物を出すのは奪われる恐れがありそうですが、カメラを近づけても逃げるでもなく攻撃してくるでもなく。

ジブラルタルの猿
むしろポーズとってます?(笑)

ジブラルタルの猿
まぁきちんと餌を与えられているようで、完全に野生と言えるのかはわかりませんが…(汗)。

そんな道端にうじゃうじゃいる猿たちを横目に歩き回ります。

写真を撮るのを忘れましたが、4つぐらい散策コースがあり、私はオハラ砲台という南の先端の方まで歩いてきました。

ジブラルタルからの眺め
砲台の先にはアフリカ大陸が見えます。

久々に出した冬用ブーツを履いてきたら足が重くて重くて…。

北側のコースも歩こうかと思ったのですが諦めて下りてしまいました。


見どころ③ メインストリートと赤い◯◯

ジブラルタルメインストリート
滑走路とケーブルカーのりばの間に通るのがこのメインストリートです。

すぐそこはスペインなのに、看板や標識などが英語で書かれていて面白い。そしてありがたい(笑)。

街並みもなんとなくイギリスっぽい?(イギリス行ったことないけど)

そして街中で見かけるのが

ジブラルタルの電話ボックス
赤い電話ボックス

ジブラルタルのポスト
赤いポスト

ジブラルタルのバス
赤い2階建てバス!!

イギリスよく知らないけど、ハリーポッターの世界っぽい💓

特に電話ボックスなんかはわざとらしいっちゃーわざとらしいのですが、

ポストなんかはヨーロッパの大体の国は黄色にラッパのマークがデフォルトなので、あ〜違う国に来たんだなぁという実感がわきます。

私は日曜日に行ったのでほとんどのお店はお休みでしたが、平日に訪れる場合はウィンドウショッピングもおすすめです。


おわりに

年末に初めてイギリスに行くのですが、今回ジブラルタルに行ってみたことによってとても楽しみになりました。

何よりも英語が通じるということのありがたさ!

アルバニア→イタリア→スペインとなかなか英語が通じないところにしばらくいたのでなおさらそう感じたのかもしれませんが…(笑)。

明日はスペイン最終日!明日の夜行バスでポルトガルへ向かいます!

滞在していたアルヘシラスについての記事はこちらです。

www.yorotabi.com