Hola!こんにちは。
新しいボランティア先にきて約1週間、土日は仕事がお休みです。
今回のホストについての記事はこちら。
昨日は近くにあるホストのおすすめの白い村、カピレイラ、ブビオン、パンパネイラと3つの村に日帰りで行ってきました。
日本人にはまだあまり知られていない?これら穴場の白い村についてご紹介します。
スペインの白い村とは?
スペインの南部、アンダルシア州に点在する山間の村々で、家の壁が白いので白い村と呼ばれています。
マラガの西にあるミハスや、マラガとグラナダのあいだにあるフリヒリアナが有名ですが、それ以外にもアンダルシアにはたくさんの白い村があります。
ミハスなどはバスを利用して個人でも行きやすくかなり観光地化されているようですが、ほとんどの白い村は交通の便が悪く、レンタカーやタクシーなどでないと行きづらい場所が多いようです。
カピレイラ、ブビオン、パンパネイラはどこにあるの?
そんな中、私が訪れた白い村々は本数は少ないもののグラナダからバス1本で行くことができます。
しかしアジア人にはあまり知られておらず(ヨーロッパからの団体ツアー客はいました)、まさに穴場の白い村です。
このカピレイラ、ブビオン、パンパネイラという3つの村はシエラネバダ山脈の近く、標高1000〜1500mほどのアルプハラ地方と呼ばれるところにあります。
グラナダからは南東に位置し、私が今滞在している家はグラナダからこれらの白い村に行く途中にあります。
またこの3つの村々はそれぞれ1〜2kmほどしか離れておらず、徒歩でも行き来が可能です。
バスが朝と夕方に2本づつくらいしかないこともあり、私は一番上に位置するカピレイラで下車、ブビオン、パンパネイラと徒歩で下ってきてパンパネイラから帰りのバスに乗りました。
グラナダからバスでのアクセス方法
グラナダのバスターミナルは市街地から少し離れた場所にあります。
ネットで調べたところ、SN1という路線に乗ると直通で市街地とバスターミナルを行き来できると書いてあったのですが、どこからバスが出ているのかわからず…。
33番のバスを利用しました。このバスでも1本でバスターミナルまで行き来できます。
カピレイラまでのバスは1日に数本、詳しくは
We make travelling by coach easier - ALSA
で検索してみてください。
ホームは確か7番からの発車でした。
グラナダのバスターミナルには大きな電光掲示板があり、同じ時刻に発車するバスがセビーリャ行き、マラガ行きなどだったので消去法でこれかな?とは思ったのですが一応インフォメーションのお姉さんにも確認しました。
私は12:05カピレイラ着のバスで行き(結果40分遅れて着いたのは12:45ころ)、17:00パンパネイラ発のバスで帰りました。
料金はグラナダからだと片道5〜6ユーロくらいで、所要時間は2時間ほどです。
チケットは現地でも購入できます。
グラナダから乗る場合はターミナルに入ってすぐに券売機があります。
アルプハラ地方の各バス停から乗る場合は運転手さんに行き先を告げて現金で直接支払います。
ただ行きに乗ったバスは思ったより混んでいてほぼ満席だったので、手数料はかかりますが夏などの観光シーズンは事前に予約したほうがいいかもしれません。
グラナダからカピレイラに着くまでにはブビオン、パンパネイラ以外にもランハロン、オルヒバ、その他小さな村を経由して行きます。
途中下車したくなるような場所もいくつかあったのですが…降りてしまったらもう夕方までバスは来ないので諦めました…。
いろんな町に寄りたい場合は こちらのツアー かレンタカーを利用してまわったほうがよいかもしれません。
あと、注意点がひとつ!
バスは曲がりくねった山道をひたすら進むので、酔いやすい人は酔い止め必須です。
私の日帰り観光体験談
カピレイラ
上にも書いたように、バスは予定より40分遅れの12:45に到着し、ここから観光スタートです。
ホストのお母さん曰く、この路線は常習的に少なくとも15分は遅れるそう。「遅れるのがわかってるなら時刻表を変えればいいのに!」と言っていました。
バスの通る大通りはおみやげ屋さんやレストラン、ホステルなどが立ち並び、
バス停のすぐそばにインフォメーションがあります。
そしてバス停のすぐ裏の階段を降りて駐車場の脇を通り過ぎると、
左手にはブビオンやパンパネイラの街並みが見下ろせます。
右側には白い家々が立ち並んでおり、大通りは観光客も多いですがこの辺りは人も少なくのんびり散策できます。
この辺りの村の特徴の1つがこの変わった形の煙突だそう。
街中を通り抜けて北西のはずれに出ると小さな駐車場があり、ここからシエラネバダ山脈が見渡せます。
私が行った時は雲で白一色でしたが…。
この村は約1時間散策しました。
カピレイラ〜ブビオンの道のり
バスで通ってきた道を通って次の村に向かおうとカピレイラのバス停から南側に向かうと、私の進もうとしている方向とは逆向きに「ブビオンはこっち」の看板が。
ほんとかいな?と思いながらも看板に従っていくと歩行者用の道がありました!
この道はこまめに案内板があったので迷う心配もなく、
景色を眺めながら写真を撮りつつ、約20分ほどで次の村、ブビオンに到着しました。
ブビオン
ブビオンは3つの村のなかで一番小さく、観光客もほとんどいませんでした。
人気がないのをいいことに、ベンチでイチャイチャしているカップルは見かけましたがw
カピレイラとも似たような街並みで、これといって見るものもなかったのでこの村には30分も滞在しなかったと思います。
教会にも行ってみましたが12:00〜13:00の1時間しか開いていないようです。
教会からさらに下ったところでパンパネイラへの道という看板を見つけたので先へ進むことにしました。
ブビオン〜パンパネイラの道のり
こちらの道のりはけっこう岩がゴツゴツした道が多く先のカピレイラ〜ブビオンよりも険しい道のりでした。
写真ではわかりずらいですがけっこう急な下り坂です。
しかも今週1週間、毎日降った雨のせいか地面はだいぶぐっちょり…。スニーカーで来たんですが、ブーツで来れば良かったとちょっと後悔しました…。
そして看板もない!!パンパネイラからブビオンへ来る人向けの目印はあったのですが、逆の場合はいまいちどちらへ進めばいいかわからず…。
とにかく分かれ道は低いほう低いほうへと進み続けたら無事にたどり着きました。
パンパネイラ
パンパネイラは3つの村の中では一番規模が大きく、ほかの2つの村は大通りが村の上の方(高い位置)にあるのに対してこちらの村は一番低いところにおみやげ屋さんやレストランが立ち並んでいます。
ブビオンから歩いてくると、もちろん高いところから村に入ることになるので、ひたすら住宅街を通り抜けて村の中心地に向かいます。
ブビオンにいたあたりからだいぶお腹は空いていたのですが、15:30ごろ、この村でやっと昼食にありつけました。
せっかくなのでこの地方の伝統料理、アルプハレーニョをいただきました。
アルプハレーニョを含め、アンダルシアで食べたものについてはこちらに書いています。
昼食時間を含めこの村の滞在時間は約2時間。
この頃には山の方も晴れてきて、景色が素晴らしかったです。
教会はこちらも1日1時間のみ…。
教会の裏にはカップルで飲むと結婚できるという湧き水?があり、彼氏もいないのに一応飲んでおきました(笑)。
またこの村の特産品はこの敷物たちで、白い壁にかけて売られているのが絵になります。
帰りのバスは10分弱の遅れをもってパンパネイラに到着。
同じく行きはカピレイラで降りて山を下ってきたという若いアジア系カップルと、年配のヨーロッパ系カップルと一緒にバスに乗り込みました。
私は途中下車ですが彼らはやはりグラナダからの日帰りとのことでした。
おわりに
白い村は行ってみたいけど交通の便がなぁ〜と思っていたので、ワークアウェイの滞在先のすぐ近くにこんな村があったなんてラッキーでした。
上の方でも紹介しましたが、山道を歩くのや本数の少ないバスに乗るのが不安な場合は グラナダからの日帰りツアー もあります。
とにかく安く行きたい場合はバスで、お手軽に行きたい場合はツアーがおすすめです。
グラナダについてはこちらと
アルハンブラ宮殿についてはこちら
に書いているので合わせてどうぞ。