Bonjour!こんにちは。
ポルトガルからベルギーまで、バスで一気に北上するのはさすがにしんどかったので(合計乗車時間30時間くらい?)、途中フランスのボルドーで1泊しました。
昼過ぎ着の翌夜発で、疲れていたしそれほど観光に当てる時間はなかったのですが、せっかくワインの街ボルドーに来たのでワインのテーマパーク、シテ・デュ・ヴァンに行ってきました。
- ラ・シテ・デュ・ヴァン(La Cité du Vin)とは?
- ボルドー・メトロポール・シティーパス(Bordeaux Métropole CityPass)とは?
- シティパスを買わなかった理由
- おわりに
ラ・シテ・デュ・ヴァン(La Cité du Vin)とは?
ボルドー中心部からガロンヌ川沿いを少し北に行ったところにある、変なかたちをした建物がLa Cité du Vinです。
日本語に直訳するとワインの町、ワインの博物館です。
博物館にしては高いですが、ワイン1杯の試飲がついています。
また博物館といっても常設エリアはテーマパークのようで隅から隅まで見たら丸1日かかるようなボリュームです。
シテ・デュ・ヴァンの所要時間と見どころ
私は昼の12時ちょっと前に到着し、17時前までの約5時間滞在しました。
この日ほかに行くところがなかったのでがっつり1日かけての見学です。
短時間で見学する場合には1番から順に見るよりも、見たいところを絞って行ったほうがいいかもしれません。
2階 常設ツアー
私が入館して最初に行ったのは2階(日本でいう3階)の常設展示、この博物館のメインの部分です。
ここは日本語のオーディオガイドもあり、ガイドは料金に含まれています(というかガイドがないと展示は全く楽しめません(笑))。
体験型の展示がほとんどで、基本的に画面やプロジェクションマッピングを見ながらガイドを聞くスタイルです。
匂いを嗅いだり、ムービーを見たりと文字を読むという作業はほとんどないので、子供連れでも楽しめそうです。
1ヶ所だけ(お酒云々という意味ではなく)R18の部屋がありますが(笑)。
全ての説明を聞いているといくら時間があっても足りないので、興味のあるものだけ聞くような感じで回りました。
全部で19ものブースがあり、5時間滞在しても飛ばしたブースもありました。
8階 ベルベデーレ
常設展示だけで4時間以上を費やし、次に向かったのが8階の展望台兼試飲ルーム。
一旦0階(日本でいう1階)に降りてからエレベーターに乗ります。
8階に到着すると、エレベーターの反対側にワインのずらっと並んだテーブルがあり、好きなものを1杯試飲することができます。
写真を撮り忘れましたが、スタッフの方が3人くらいいてワインについて説明してくれ、チケットをスキャンしてから選んだワインを注いでくれます。
世界各国のワインがありましたが、せっかくボルドーにいるのでボルドー産の赤ワインを飲ませてもらいました。
外の展望デッキに出ることもできますが、この日は天気が良くなく…ガロンヌ川めっちゃ茶色いし視界は悪いし寒いし…ですぐに室内に戻りました😓
1つ下の7階にはレストランがあり、ボルドーの街を眺めながら食事ができるようです。
1階 ワークショップ・企画展示
ワインを飲んだあとに下まで降りてきて、最後に行ったのが1階の特別展示です。
私が行ったときのテーマは「DOURO」というわけでまさかの前々日までいたポルトガルがテーマでした。
といってもポートワインとは?みたいな展示ではなく、ドウロ川沿いの生産地のテロワールについてなどがメイン。
一応英語の説明冊子もありましたが、フランス語とポルトガル語メインな感じで展示もあまりめぼしいものはなく…すぐにでてきてしまいました。
ちなみにポートワインについてはポルトを訪れた際にワイナリーでじっくり学びました。
1階には企画展示室以外にもセミナールームなどがあり、テイスティング教室なども開かれているようです。
入館料とチケット購入について
下記で説明しているボルドーシティパスを持っていれば午前中は無料、午後からの入場はプラス5ユーロで入場できます。
シテ・デュ・ヴァン単独のチケットは20ユーロです。
どちらで入場してもオーディオガイドとワイン1杯は料金に含まれています。
「シテ・デュ・ヴァン」ワイン文明博物館 入場チケット予約<日本語オーディオガイド+グラスワイン付き> | フランス(ボルドー)旅行の観光・オプショナルツアー予約 VELTRA
こちらで事前にチケット購入が可能です。
チケット売り場は現地購入と事前購入で窓口が分かれています。
現地購入の方は結構並ぶので、行くとわかっている場合は事前購入がおすすめです。
ボルドー・メトロポール・シティーパス(Bordeaux Métropole CityPass)とは?
ボルドー観光には、便利なボルドーメトロポールシティパスというものがあります。
通常料金が以下のような感じです。
シティパス | 料金 | 1日あたり |
---|---|---|
24H (1日) | 29ユーロ | |
48H (2日) | 39ユーロ | 19.5ユーロ |
72H (3日) | 46ユーロ | 約15.3ユーロ |
シテ・デュ・ヴァンは午前中に入場すれば無料、午後から入場は追加で5ユーロかかります。
シテ・デュ・ヴァン以外にもボルドー美術館を含む6つの美術館が無料、公共交通機関のトラム、バス、フェリーも乗り放題です。
私は利用予定はありませんでしたが、ツアーもバス、電車、徒歩の3種類から1つ選んで無料になるようです。
シテ・デュ・ヴァンは単独で入場料が20ユーロです。
市内中心部からは徒歩で行くにはちょっと遠い場所にあるので、トラム往復3.4ユーロもしくは1日券4.7ユーロを買うとすれば、もう1ヶ所美術館に行く予定があれば1日券でも元が取れてしまいます。
逆にいうと、シテ・デュ・ヴァンに行かない場合は他の美術館や交通機関1日乗車券はそれほど高くないのでシティパスで元を取るのは大変だと思います。
チケットは以下のサイトで事前に購入できます。
オトクな特典がいっぱい!ボルドー・シティパス<1日券/2日券/3日券> | フランス(ボルドー)旅行の観光・オプショナルツアー予約 VELTRA
シティパスを買わなかった理由
シテ・デュ・ヴァンに行くなら是非買うべきなシティパスですが、私は買わなかった…というより買えなかったのです。
そして何も知らずにシテ・デュ・ヴァンで1日楽しんだあと、散々な目に遭うのでした…。
前日のはなし
私はもともとシテ・デュ・ヴァンとボルドー美術館に行きたいと思っていて、夜は夜行バス乗り場(鉄道駅近く)まで行く必要があったので、シティパスを買った方が安いなと考えていました。
シテデュヴァン(20€)+ボルドー美術館(5€)+1日乗車券(4.7€)=29.7€
と微々たるもんですが(汗)。
そこで利用する前日(ボルドーに到着した日)の夕方に観光案内所に行きシティパスを買おうとしたのですが…
受付のおじさんに明日使うのかと聞かれ、はい、と言うと重要な情報があると言われ、
なんと「明日はストライキでワインミュージアム以外全部やってないよ」とのこと!!
仕方がないのでシティパスは買わずに丸1日シテ・デュ・ヴァンで過ごすことにしたのです。
当日のはなし
当日の朝まで、ストライキって交通機関がするイメージだったけど美術館なんかもするのね〜とただ美術館が営業していないだけと軽く考えていました。
トラム乗り場から近かったのでシテ・デュ・ヴァンに行く前に念のためボルドー美術館を見に行ってみるとこんな感じ。
ただ閉まってるんじゃなくてなんか物々しい雰囲気…?
ですがこの時(午前中)はトラムも問題なく動いており、気にせずシテ・デュ・ヴァンに向かい、博物館を満喫しました。
そして夕方、乗ってきたトラムでホステルまで荷物を取りに戻ろうとすると…トラムやってない!!
駅の電光掲示板を解読するとバスを使えというようなことが流れていたので近くのバス停からバスを乗り継いで帰ることに。
最初のバスは時間通りに来たのですが、乗り換え先のバスがいっくら待っても来ません…。
近くにトラムが走っているのが見えたので乗ってみるとこちらも市街地の手前で折り返し運転に。
仕方がないのでそこからは歩くことにして、宿に向かっていると今度は前方から爆発音が…😵
何が起きているのかわかりませんが、お姉さんにこの道はダメ!とジェスチャーされ、回り道。
ひたすら爆発音のする方向を避けて、迂回して迂回して荷物のあるホステルを目指すも旧市街のど真ん中にあるホステルだったためなかなかたどり着けません。
1時間近くさまよい歩いてやっと荷物をゲットしました。
そして問題は駅へ行くバスもトラムも全滅ということ…。
今度は重い荷物を引きずってこれまた1時間近く駅まで歩きました😭😭
あとあと調べたら、ストライキと関係あるのかはわかりませんが、市内各地でデモが行われていたようです。
交通機関はデモに巻き込まれないよう事前に運休を決めていたそう。下調べは大事です。
おわりに
今回、1泊だからと大して下調べをせずに行って大変な目にあいました。
事前にわかっていれば荷物は朝、駅のロッカーに預けるなどある程度対処はできたはずです。
またインターネットが使えたから良かったものの、もしなければもっと大変なことになっていたかもしれません。
まぁなんにせよシテ・デュ・ヴァン自体は楽しいところです。
これから行かれる皆さんは事前にしっかり下調べをして(笑)、予定に合ったチケットを購入してボルドーを楽しんでください。